今年の「ラフィングライブ」には行きません。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


まずは、発表になった高垣彩陽さんのキャスト順から、今年は脇役だと思われる
点です。寿美菜子さんは、奥さん役か過去の愛人役だと思われます。


「お前は、推しが脇役だったら行かないのか?」と問われれば、通常はノーです。
だけど、「ラフィングライブ」の過去2年のお芝居が楽しくなかったのですよ。
レイ・クーニーとその息子のマイケル・クーニーの作品でした。
英国喜劇は、アクが強いというか、底意地の悪さがあると思います。
比較的、万人受けする「ミスター・ビーン」あたりにもそれは感じます。


さて、クーニー作品が、私にとって楽しめなかったのは
①主人公の犯罪が悪質(重婚、公金詐欺)過ぎて、彼らに1ミリも感情移入出来ない。
 つまり、主人公がゲス過ぎる。
②それを誤魔化すための嘘も、非常にタチが悪いものが多い。
 『Run for Your Wife』では、LGBTが笑いのネタとして多過ぎて笑えません。


③結末の後味の悪さ。彼らがいかなる意味でも、罰せられているとは思えない点。
 結局、彼らの犯罪はチャラになっています。それでいいのか?


④結末のダメさ加減。
 去年の『Cash on Delivery』では、「書類偽造の腕を買われて、その役所に就職」
 って何?
 偽造のプロなので書類の偽造を見破れるというものですが、ギャグかよ。
 つまり、ストーリーとして全く成立していません。
 ギャグだけのお笑い作品ならともかく、この作品はストーリーが生命線です。


⑤主人公の山寺宏一さんの演技は上手いと思いますが、常にヘラヘラと笑っている
 印象なのです。切実さがなく、単なるチャラ男に見えてしまいます。
 本人にとって心底絶対絶命と思うなら、演技にも切実さが必要です。
 つまり、笑ってる余裕なんてないのでは?


そんな訳で、色々と私の感性には合わないお芝居です。
今年の作品も、あらすじを見ると後味の悪さMAXですよ(笑)。
あやひーがメインキャストならば、我慢して1回は行くのですが・・・。


※意見には個人差があります※意見には個人差があります。大事なので2回ね。