高垣彩陽さん出演のミュージカル『SMOKE』を観ました。2回目(2018-10-13)

会場 浅草九劇 開場17:30 開演18:00


私はこの日もお仕事でしたが、前回ほどギリギリの到着ではありませんでした。
この回の配役は
超(チョ):日野真一郎(Wキャスト)
海(ヘ):大山真志(シングルキャスト)
紅(ホン):高垣彩陽(Wキャスト)
でした。


因みに、各キャストのこの回までの出演回数は
日野さん→7回
大山さん→13回(全回)
高垣さん→4回(10/7にコンサートあったので少ない)
あやひーは、日野さんとはこの回が2回目の共演となります。
また、この日のマチネでは、木暮真一郎さんとの共演でした。


私の席はWブロック(前回と同じ)で2列目でした。
前回は1列目で、出演者(あやひーですが)とほんの20cmの距離という至福の時間
でした。今回は、ちょっと離れたので「遠いな」などと一瞬思いました。
いやいや、それでも、あやひーをこんなに近くで拝見出来る劇場はここだけや!
それだけでも、『SMOKE』を観る価値がある・・・と言ったら怒られるかな。


個人的な前半の見所は、高垣紅が純真な大山海を言葉巧みに「いいくるめる演技」
というか「手なづける演技」です。
純真な青年を懐柔する高垣紅の小悪魔的なお芝居が楽しいです。
後半にかけては、シリアス度が増すだけに、この息抜き的な部分は貴重です。


後半の高垣紅は、日野超に責められて動揺したり、ジャンヌダルクみたいに大山海
を鼓舞したり、振り幅の大きい演技です。
『消しゴム』の時もそうでしたが、こういう振り幅の大きい役柄は、抜群に上手い
なぁ。歌はもちろん、余力充分で安定の上手さです。


私が観た1回目は、超は木暮真一郎さんでした。
木暮超はシャープな印象でしたが、日野超は声質も含めて、ややソフトな感じ。
大山海は、相変わらずの熱演で汗の量が凄い。
正直な感想を言うと、超役と海役は反対の方が良い気はします。
だって、海は実際には結核を病んでいるんですよ。
血色の良い大山さんのビジュアルだと、どうしても若干の違和感はあります。
『SMOKE』については、まだ書きたい事はありますが、それはまた後にします。


高垣紅の眉根を寄せた表情が好きです。あの表情で詰問されたい(笑)。