藤井聡太四段(15)が初の完敗を喫しました。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


8/4に行われた第67期王将戦一次予選決勝で、藤井四段は菅井竜也七段(25)と対戦。
先手・菅井七段の中飛車に急戦で対抗しましたが、終始優位を保った菅井七段が
81手で快勝しました。


菅井七段は、藤井四段が今まで戦ってきた棋士の中で一番の格上(B級1組)的な存在で、
実力的にも一番です。
菅井七段は現在、王位戦で羽生王位に挑戦中です。
7番勝負を2勝0敗と絶好調です。得意の振り飛車での勝ち方が圧倒的なのです。
ひょっとして、今現在で言えば将棋界で一番強いかも、とさえ思わせる物があります。


なので、今回菅井七段に勝ったら、既にA級並みの、つまりトップ10の実力と言っても
言い過ぎではない、と思っていました。
トップ10ならば、タイトルを取ってもおかしくはありません。


藤井四段にとって今回は、初の完敗だったようです。
「途中から一直線の展開。はっきり負けにしてしまった」「読みの精度が低かった」
「本局に関しては完敗。強さを感じた」
という言葉からも、それが伺えます。
しかし、「本局に関しては」という言葉は、「次は負けない」と語っているようにも
見えて、負けず嫌いぶりが出ていて楽しくなります。


さて、これで藤井四段はデビュー以来34勝3敗(勝率91.89%)
平成29年度(途中経過)→24勝3敗(勝率88.89%)となりました。
次は8/10に順位戦C級2組3回戦で、高見泰地五段(24)との対戦です。
高見五段は、銀河戦で7連勝して決勝トーナメントに進んでいます。
順位戦も2連勝中で、藤井四段と同じ成績です。
藤井四段にとっては、勢いのある強敵との戦いが続きます。
ファンとしては、熱戦を期待しています。


仕事があったので、結果の速報を流せなかったのが残念でした(笑)。