「微かな密かな確かなツヨサ」の豊島将之八段(27)。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


正確には「確かな強さ」の豊島八段です。つい、遊んでしまいました。
豊島八段は今年度の勝率では、何と藤井聡太四段(15)を上回っているのです。


藤井聡太四段(15)は、10月6日に第11回朝日杯将棋オープン戦一次予選で宮本広志
五段(31)に95手までで勝ちました
これで通算43勝6敗(勝率87.76%)、今年度33勝6敗(勝率84.62%)となりました。
同じ日に、豊島八段は王将戦挑戦者決定リーグで佐藤天彦名人(29)に勝ちました。
これで、今年度成績は22勝3敗(勝率88.00%)となったのです。


豊島八段は、今年度A級に初参戦していますが、現在4勝0敗で首位を独走しています。
気の早い話ですが、名人挑戦の最有力候補なのは間違いありません。
豊島八段は、過去にタイトル挑戦はありましたが、タイトルを獲得していません。
前年度、8勝4敗でギリギリ昇級したのですが、最近の強さは素晴らしいものがあります。


過去の年度最高勝率者や上位者は、順位戦の下のクラスにいた棋士達です。
それは、A級に在籍していると、必然的にトップクラスの相手と対局する機会が増えて、
大きく勝ち越すのが困難になるからです。
A級に在籍して高い勝率を挙げる豊島八段は、本当に強いと思います。


余談ですが、豊島八段は愛知県一宮市出身の27歳。
つまり、戸松遥さんと出身地も年齢も同じという事になります。
まさか、幼なじみじゃないよね(笑)。


将棋界は、強い若手が台頭してきて、群雄割拠の時代になりそうな予感です。