第65期将棋王座戦は、中村太地六段(29)がタイトル奪取!

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


10月11日に横浜で行われた第65期将棋王座戦第4局は、挑戦者の中村太地六段が、
羽生善治王座(47)に後手番で80手までで勝ち、3勝1敗でタイトルを奪取しました。
おめでとうございます!


中村六段は、4年前にこの王座戦で2勝1敗から、羽生王座に逆転負けを喫しています。
今回は、タイトル奪取の意気込み・執念が対局姿勢からも感じられました。
この第4局は、角換わりから中村六段が急戦を仕掛け、激しい攻め合いを制しました。


羽生王座にとっては、必勝の第1局を落としたのが大きかったと思います。
第3局で一矢を報いましたが、流れを変える事は出来なかったです。
これで羽生さんは棋聖のみの一冠となり、将棋界は戦国時代の様相です。
七つのタイトルを6人で分け合っていますからね。
羽生さんが一冠に後退したのは、13年ぶりになります。
それでも、常にタイトルを保持しているのは、異常なまでの強さですが。
そして、中村六段はタイトル奪取により、即日七段に昇段したとの事です。


将棋世界10月号に、王座戦挑戦者になった中村六段へのインタビューがありました。
そのタイトルが「あの物語のつづきを」です。
もちろん、2013年の逆転負けを意識したものです。
中村六段の最後の言葉が印象的でした。
「長すぎる序章は、ちょっと嫌ですね(笑)」
序章は終ったのです。
中村王座の紡ぐ本文に期待したいと思います。


私はタイトル奪取直前の中村六段に負けた訳です。2枚落ちだけど(笑)。