永瀬拓矢七段講演会「永瀬流 絶対!負けない将棋」(2018-01-04)

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


会場 大田区民ホールアプリコ小ホール 時間 13時30分〜16時30分


永瀬拓矢七段の新刊「全戦型対応版 永瀬流負けない将棋」を記念した講演会です。
最近の永瀬七段の対局から3局をご本人が解説しました。
いずれも永瀬七段が後手番で、しかも先手は全部中飛車というものでした。
まさか、発売中の「将棋世界」2018年2月号「先手中飛車」特集と連動・・・してる訳ないか。


お客さんには女性(アマ初段以下の人が多いと思われる)が多かったのですが、何と
奨励会員(プロ棋士の卵)も何人かいたようです。
永瀬七段は当然分かっているので、解説もアマ高段者や奨励会員を意識した話が
多かったです。
なので、レベル高い話が多かったのですが、永瀬七段の語り口が何とも面白いです。
先手後手が互角の中盤戦では、奨励会員に向けて
「どっちを持っても勝たなければいけません」と何度も強調してました。
サラッと無茶な事を言ってますが、簡単に負けるなという軍曹の命令かな(笑)。
また「最近の若い子たちは」と何度も言ってました。
永瀬七段もまだ25歳なんですが、10代の奨励会員の事なんでしょうね。


まぁ、一番面白かったのは時々佐々木勇気六段に触れた時でした。
新刊の中でも「佐々木勇気は勉強しなくても勝っていました」とあります。
今回も上記の発言の他に「佐々木勇気氏のように遊んでても勝てる人は」みたいな
発言もありました。
よほど、2歳年下の佐々木六段が気になるようです。
練習将棋も一緒にやっているようだし、案外仲良しなのでは(笑)。


関東若手棋士が集まった「東竜門」というグループがあります。
ここでツイッターをやっていて、1週間交代で若手棋士が担当しています。
永瀬七段が担当した時に、佐々木六段が登場した事があります。
2017年9月9日
 残念ながら写真の掲載は本日ないので、代わりに佐々木勇気さんの質問を募集
 します。 答えられるものはお答えさせて頂きます。
2017年10月4日
 最近、佐々木勇気氏の新ネタを仕入れています。
 皆様にご披露できるのが楽しみです。
ほら、やっぱり仲良しだった(笑)。


私から見れば二人とも天才ですが、その質が違うのだと思います。
「勉強しない、いかにも天才らしい天才」と「桁はずれに努力する天才」です。
どちらが、より高い場所に行くのか楽しみです。


講演会終了後、新刊を持っている人にはサインまでしてくれました。
これは嬉しいサービスです。私は既にサイン入り本持っていたので残念でしたが。


2月12日から始まる棋王戦(渡辺棋王vs永瀬七段)が超楽しみです。