将棋順位戦(B級1組、C級2組)の結果。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


1月18日〜19日にかけて、B級1組とC級2組の順位戦がありました。
B級1組
 7連勝でトップの糸谷哲郎八段が、斎藤慎太郎七段に勝ち8勝0敗としました。
 残り2局を負けても8勝2敗となり、他に現時点での2敗が一人のみなので、上位
 2位以内が確定して、A級への昇級が決まりました。昇級は上位2名です。
 糸谷八段は、関西所属で早見え・早指しで知られ、力戦を得意にしています。
 竜王位を獲得した事もある若手の実力者です。
 阪大の大学院で哲学(ハイデッカー)を学んだ超個性派でもあります。
 おめでとうございます!


 その2敗だった阿久津主税八段は、木村一基九段に負けて5勝3敗に。
 次局で同じ5勝3敗の橋本崇載八段と対戦します。
 勝った方が大きく昇級に近付きます。


C級2組
 藤井聡太四段は、矢倉規広七段に勝ち8勝0敗と唯一の無敗です。
 藤井四段は、残り2局のうち1勝で昇級、即座に五段になります。
 ただ、最終局の相手は三枚堂達也六段です。
 藤井四段が公式戦の2敗目を喫した相手です。三枚堂六段は、今期の順位戦
 意外に不調ですが、来期に向けても気合が入る筈です。
 藤井四段には、個人的には、次戦で決めて頂きたいと思ってます(笑)。


 同じく7連勝だった今泉健司四段は負けて7勝1敗となりました。
 1敗者もバタバタ負けて、佐々木大地四段が7勝1敗です。
 この二人は残り2局を勝てば自力で昇級です。
 ただし、1敗すると前期順位が低いので昇級出来ないでしょう。
 何しろ2敗者が8人もいるので、全員が3敗になる事は、まずありませんからね。
 個人的には、苦労人の今泉四段に期待しています。


C級2組は8勝2敗、つまり勝率8割でも昇級出来ない過酷な世界です。