将棋の新タイトル戦、叡王(えいおう)戦について。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


株式会社ドワンゴ主催で、今年からタイトル戦に昇格した棋戦です。
8番目のタイトル戦になります。王座戦以来34年ぶりのタイトル戦の誕生です。
新タイトル戦なので、今回は防衛戦ではなく、トーナメントを勝ちあがった2名に
よる叡王決定戦(7番勝負)となります。3月から開始です。


そして、勝ちあがった2名が金井恒太六段(31)と高見泰地六段(24)という若手です。
実にフレッシュなイトル戦となりました。
金井恒太六段


高見泰地六段


両者ともタイトル戦登場は初めてとなります。
A級棋士やタイトルホルダーに勝っての決勝進出なので、立派な内容でした。
金井六段はTVの解説等を拝見すると、丁寧だし温厚で誠実な人柄を思わせます。
私と高見六段とは、イベントで言葉を交わした仲です。つまり知り合いです(笑)。
若いのに解説も上手いし、面白いです。


叡王戦の結果にかかわらず、8つのタイトルを7人で分けあう状況です。
つまり、外野から見ると将棋界は戦国時代の群雄割拠状態です。
絶対王者だった羽生二冠も、これからは新規のタイトル獲得は困難になりつつある
と思います。
ずっと群雄割拠状態が続くのか、誰かが三冠や四冠以上になって天下を平定する
のか、興味は尽きません。


まぁ、藤井聡太四段(15)が、5年以内に複数タイトルを取るとは思いますが(笑)。