「Memoria×Melodia」(2011-12-18)はオーディションだった!?

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


昨日書いた「別の意味」とは、この事でした。
私の席は、相変わらず真ん中より後ろでした。
あやひーの表情は分かりません。
まぁ、いつも通り双眼鏡を持って行って正解でしたよ(笑)。
ただし、1階の本当の真正面でした。こんな位置は初めてでした。


時々、双眼鏡で表情なんかを観ていました。
あやひーが「君が〜♪」みたいに歌いながら、こちらに手を差し伸べる場面
だと、本当にこっちを見ている感じで慣れるまで結構ドキドキしました。
真正面はいいなぁ(笑)。
戸松遥さんやスフィアの時も、こうだったら嬉しいです。
いやいや、今はそういう話ではない(笑)。


さて、私の前方一帯は関係者席のようでした。
サイリウム振らない、立ち上がったりしない集団です。目立ちます。
「ハルカレンダー」や「あきやすみ」によると、ハルカスとあきぽんもいた模様。
道理で、会場の女子率が異常に高かった訳だ(笑)。
どんな変装してるんだよ・・・。
本題に戻ると、私の前の2列ぐらいが問題でした。
年齢高目の男女が10数人。
この人達が、手に紙を持っているんですよ。
暗くてよく見えないけど、上部にMemoria×Melodiaらしき文字が。
左側に、縦に数字とその横に文字。
つまり、この日のセットリストというかプログラムなんですよ。
よほど声をかけて、貰おうかと思いましたよ(笑)。
イベントレポが楽になりますからね。
しかし、他の多くの関係者はそんな物持っていません。
過去のライブでも、そんなプログラムの存在は聞いた事がありません。
初めてコンサートに来たちょっと偉い人用なのかと思いました。
ミューレめ、特別扱いしやがって、と一瞬思ったのも事実です(笑)。
開演まではね・・・。


最初の数曲が終わって、場内が少し明るくなりました。
その時です。
プログラムを持った人達が、プログラムに何かを書き込み始めました。
軽いメモという感じではなく、かなりの量を書いています。
私の斜め前の男性は、濃い鉛筆でビッシリ小さい字で書き込んでました。
これを繰り返す訳ですよ。まるで採点しているみたいに。
そう、明らかに評価を書いているとしか思えません。
私は「これはオーディションなんだ。採点、評価しているんだ」と思いました。
それ以外に、何が考えられるでしょうか。
まさか、彼らは日本野鳥の会のメンバーじゃないだろうし(笑)。
そうなると、この審査員団(仮)の反応が気になって仕方ありません。
数人は、楽しそうな表情で拍手してましたが、後は拍手はするけど無表情に
見えました。
サイリウム振ったり、立ち上がるファンを珍しそうに見てました(笑)。


では、オーディションだとして何のオーディションでしょうか。
舞台の芝居ではないでしょう。オペラだったらそれ専門でやればいい。
考えられるのは、やはりミュージカルです。
今回は歌やダンスや、色々なパフォーマンスを見れますからね。
しかも、主役級の大役でしょう。
わさわざ10数人も来ているんですよ。脇役ということはないでしょう。
そう思ってからは、ハラハラドキドキしながら舞台を観てました。
「頑張れ、あやひー」と祈りながら。
こんなスリリングなコンサートは初めてだぜ(笑)。


コンサートを通じて色々な事が「ああ、そうだったのか」と納得出来ました。
あやひーは、当然このオーディションについて知っている訳です。
その意味の大きさを考えるならば、「リハのやり過ぎ」も分かります。
気合が入るのも無理ないと思います。
「昨夜緊張しすぎて眠れなかったんですよ。こんなに緊張したの久しぶりで」
という発言にも納得です。
だって1月に既にソロライブやっているんですよ。
その時より、トークで緊張してましたからね。それもちょっと不思議でした。


そして、ミニアルバムの新録音4曲のうち1曲だけ歌わなかった謎。
いや、正確に言うとミニアルバム全7曲で唯一歌わなかったのがオペラのアリア。
変でしょう?普通なら最大の聴かせどころになる曲です。
大体、このコンサートは「melodia」と連動しているんですよ。
それなのに、歌わない曲があるとは思いませんでした。期待してたのに(笑)。
だけど、ミュージカルへの気持ちを強調するために、完全なクラシック曲を除外
したと考えるならば理解出来ます。


あやひーはインタビューやラジオで、ミュージカルやオペラの曲がファンに受け
入れられるか、心配しているような発言がありました。
確かに、アニメファンからは遠い曲だと思います。
だけど、ミュージカルの曲は歌ったし
「ミュージカルのステージは、私にとって大事な夢の一つ」とミュージカルへの
想いを発言してました。
その一方でクラシック色は、完全に消してました。
オペラを歌わなかったし、「音大」とか「声楽」やってた事には一言も触れず(笑)。
それは、見事なまでに。
ミュージカル関係者に向けてのアピールと考えれば、完全に筋が通ります。


個人的には、感じていた全てのモヤモヤが一点に収束した感じです。
アルキメデスなら、「ユリイカ!」と叫んで裸で風呂から飛び出す場面。
量子力学ならば「状態収縮」というヤツだな。
いや、これはちょっと違うけど言ってみたかっただけです(笑)。


ところで、審査員団(仮)の評価はどうだったのかな。
もし、私が感じたように80%の出来だったとして
「ステージで100%の力を発揮出来なかったのはマイナス」なのか
「80%でもあの歌唱力・表現力ならば合格」なのか、当然後者を期待ですが。
まぁ、歌唱力だけでなく、役に合う合わないとか別の要素もあるので難しい
面はありますね。
私は、今回のコンサートがオーディションだったと確信していますが、そう
いう現場を目撃した事の不思議さを感じます。
周りの観客は、誰一人彼らの行動を見ていませんでした。当たり前か(笑)。
神は何故、あの審査員団(仮)達の行動を私に目撃させたのでしょうか。
今回の出来事の真相は、関係者が喋らなければ永遠の謎かも知れません。
あやひーの口から語られる日が来るといいなぁ。


今回の結果はともかく、確かな事があります。
これだけの人数が、わざわざ出向いて来るほど高垣彩陽さんの実力は評価
されているという事です。出向いて聴くに値する逸材なんですよ。
あやひーの夢を応援するファンにとっては、嬉しい限りです。
今回の結果はともかく、近い内に大きなチャンスを摑む予感がします。
あの歌唱力と演技力、そして真面目で誠実な人柄、楽しみは大きいです。


あやひー主演のミュージカルで、あやひーの歌を子守唄代わりに寝たい(笑)。