スフィア「音楽活動休止」の意味を考える(1)。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


「ミラクルスフィア」初日の最後の挨拶で、寿美菜子さんが「音楽活動休止」を切り
出しました。
自分の言葉で丁寧に説明していましたが、その意味を測りかねている観客も多かった
と思います。
その後で、高垣彩陽さんが2、3歩前に出て「解散じゃないから!」と核心を言って
くれたのは大変良かったです。そう、解散じゃないのです。


私にとって、この「音楽活動休止」は予想外ではありましたが、大きな驚きではあり
ませんでした。強がりじゃないよ(笑)。
去年の冬コミで出せなかった「スフィア論2」ですが、大きなテーマの一つとしては、
「スフィアの将来」についても予定していました。
その事を考える中で、ミューレが着実に少しずつ新しい試みを入れてくる、そういう
戦略性を感じていて、ミューレの「次の一手」を常に意識するようになっていたから
です。直近で言えば、初のフリーライブにもそれを感じました。


だから、最初に現場で発表を聞いた時は、「そう来たか!」という印象でした。
もっとも、最初は「ミラクルスフィア」冒頭の既存曲における「パートの入れ替わり」
が「次の一手」かと一瞬思ってしまいましたが(笑)。


さて、「音楽活動休止宣言」ですが、スフィア、ミューレのどちら側から提案されたの
でしょうか。これは非常に大きな問題です。
スフィア側からの提案だとすると、話は深刻です。
何故ならば、それはメンバーのスフィア音楽活動への拒絶を意味するからです。
10周年記念イベントは、解散イベントになってしまいます。


今回、スフィアの皆さんの発言を注意深く聞きましたが、スフィア側から提案したという
明確な言葉はありませんでした。
「パワーアップして帰って来る」、「前向きな充電」「長く続けるための充電期間」
「解散じゃないから!」「これからもスフィアで居続けたい」
などの言葉からは、メンバーのスフィアを続けたい意思を強く感じます。
それは、今までのスフィアの皆さんの発言とも完全に合致しています。


疑り深い人は、最近、スフィアメンバーが仲良し振りをやたら強調しているのが怪しい、
と言うかも知れません(笑)。
私は、自他共に認める素直な人間なので、そこまでは疑いません。
人間なので相互の相性というものはあるでしょう。
それでも、プライベートも含めて10年間も付きあっているスフィアの皆さん。
そして、その言動を観察してきた私としては、不仲からの「音楽活動休止」も無いと確信
しています。


これで、とりあえず、スフィア側からの「音楽活動休止」提案では無い事が判明したと
思います。個々のメンバーの詳細な事情については、「スフィア論2」で触れる予定です
が、今回の結論を覆す要素もあまり思い付きません。
私は「スフィア論」で、ミューレから解散を言いだす理由は無いと書きました。
(詳細は、そちらを参照して下さい)


それでは、何故ミューレは「音楽活動休止」を提案したのか?・・・・・・次回に続く!(笑)。