宮本マネージャーへのインタビュー

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


あやひごろ(2011-04-01)に、4月になった想いを述べています。
ブログではウソついてませんけど「晴レルヤ」ではとんでもないウソを(笑)。


声優アニメディア(2011年4月号)に、ミュージックレイン宮本マネージャー
へのインタビュー記事があります。
現在募集中の「第2回ミュージックレインスーパー声優オーディション」に
関連してですが、興味深い内容です。


キャプションでも「会社設立時から中心的役割を担ってきたキーパーソン」
とあります。
スフィアの生みの親・育ての親であり、他の声優事務所と違い「手数料ビジ
ネス」ではない、新しい可能性を目指している人物です。
言わば業界の「風雲児」、いや「革命児」かも知れません。
いずれにしても、単なる「やり手マネージャー」ではないと思います。


今回のオーディションについては
「第1回のあと、合格した4人で頑張ってきて、ここにきて2回目のオーディ
ションを開催する態勢が整いました。今後も、どんどん新しい才能を発掘
していきたいと思っています」
スフィアを選び育てた方法は、正しかったとの確信と自信が感じられます。


そもそも「スーパー声優」とは何なのか。
「声優という確固たるスキルがあれば、もっと色々な事が出来るんじゃない
か、と。僕は元々、声優が出来れば顔出しの芝居も出来るし、歌でもより
高度な表現が出来るだろうし、やれる事は色々あるはずだと思っていたん
です。それもあって『よし、声優+αで行こう!』と決めました」
この辺は、声優というプロフェッショナルに対する誇りと自信が伺えます。
だから、スフィアの皆さんは「声優が基本」という事を強調している訳なん
ですね。


経験者を採用しない件は
「まったくゼロから育てていくほうが、成功への近道のような気がしたん
です。とにかく所属してもらって『声優をベースに、その人の才能を伸ば
していきましょう』という事なんです」
番組出られるとか、CD出せるとか、の特典も約束もないそうです。


そういうコンセプトは、前回と同じです。
「今いる4人にしても、ユニットをやるなんて当初は考えてもいなかった
し、それは今回も同じ」
しかし、声優をベースに色々な事をやる、と考えていたという話からは、
当然ユニット結成も視野に入っていたと思うけど。
色々な方向性を考えているので、固定的な事は言わないのでしょう。


審査の明確なポイントや、合否の基準はないとの事です。
「『どこを見てわかるのか?』と聞かれても、"プロとしての感覚"としか
言えないんです。今の4人も自分でどこが良くて合格したのかなんて、分か
らないんじゃですかね。そういう意味では、本当に縁とか相性みたいな物
は大きいですね」
つまりは「勘」であると。好きなだけ言って下さい、勝ち組ですから(笑)。
問題は、5年前の成功体験に引きづられていないか、という点です。
企業経営者が、よく陥る失敗パターンなんだけど・・・。


ただし、ひとつだけ絶対に必要な物は
「努力する才能、これがないと絶対にダメですね。僕は努力って才能だと
思うし、特別な才能があるかどうかより、日々努力出来るかどうかの方が
大事だと思っているんです」
同感です。宮本さんは、スフィアの4人を5年間見て実感したそうです。
そう、陰ですごい努力をしているのを見せないところが、スフィアは誰か
さん達と違ってプロだな、思います(笑)。


成功とは何か?、について
「何をもって成功かと言われると難しい。元々、僕が考えているビジョン
の中には、大ブレイクみたいな物はなくて、10年後、20年後もきちんと
仕事を続けられていられる事の方が大切だと思っているんです」
これは、嬉しい考え方ですね。プロの技術を持っている声優さんが、職業
として成立するためには、その方向しかないと思います。
ホント、声優一本では雇用不安がね・・・。


スフィアの4人も、まだその途中であると。
「でも、"スーパー声優"という今までになかった新しい道を進んでいると
いう感覚は、僕は実際に肌で感じています」
それは、ファンも同じ、少なくとも私は感じています(笑)。


スフィアの皆さんのお言葉。
結構長い発言ですけど、雑誌のまとめを引用です。
戸松遥「母に勧められて、オーディションを受験しました」
芝居をやりたくて受験。合格後のレッスンは「良くも悪くも楽しんでやって
ました」との事です。優等生タイプではないみたいです(笑)。


寿美菜子「声優の知識はなかったけど、レッスンでカバーしました」
知人に勧められて受験です。「たまたま持っていたオーディション雑誌に
も広告が載っていて」。そんな雑誌を「たまたま」は持たないと思うぞ(笑)。


高垣彩陽「勇気を出してチャレンジしたからこそ、今の自分がある」
小学生の頃から声優希望だが、勝手に諦めていたそうです。
大学生の時に、「周りの人達に背中を押されてダメ元」で受験。
あやひーの性格が良く出ている話です。今は、強くなりましたね。


豊崎愛生「とにかく、声を使った仕事がしたかった」
元々アニメ好き。でも、知人に勧められて受験。あきぽんが一番目的意識
がハッキリしている感じです。
それにしても、全員が周りから「勧められて」です。政治家かよ(笑)。
決してウソではないと思うけど、勧められるという事は、自分の希望を周囲
に話してはいた、という事だよね。その程度の積極性は必要という教訓(笑)。


私が感じていたミューレの戦略性の一端が見えて、とても面白かったです。